ロードバイクを購入したい、乗ってみたいと考えている方へ、
目的、用途によって最適なタイプ、フレームの素材があることをご存じですか。
購入する前に知っておくべきことを紹介します。
タイプは3種類
①ロードバイク
とても格好良いですね。
速く軽快に走りたい、仲間とサイクリングを楽しみたい人におすすめです。
非常に軽くできており、軽快に走ることができます。
アマチュアでも練習して乗り慣れてくると平地で時速30km/h以上、プロ選手は50km/h以上の速度で走ることが出来ます。
速く走るために空気抵抗を軽減できるよう前傾姿勢になるよう設計されています。
正しく楽しむためには、舗装された道路を走ることが基本になりますが、
・休日にロングライドやサイクリングを楽しむ
・輪行でいろいろな場所へ行き旅を楽しむ
・レースにエントリーして上位を目指す(練習する必要があります)
・家でローラー回してフィットネス
・部屋に飾ってただただ鑑賞して楽しむ
など、いろいろな楽しみ方があります。
②グラベルバイク
いっぱい荷物を積んでキャンプや旅に行きたくなりますね。
未舗装路を走ってみるのも楽しそう。
一見、ロードバイクと同じように見えますが得意分野がちょっと違います。
ロードバイクにプラスして更に楽しみ方が広がる乗り物としてここ数年で人気が高まっています。
ロードバイクは舗装された道路を速く軽快に走ることが得意ですが、グラベルバイクは舗装されていない道路も走ることができます。
もちろん、舗装された道路も軽快に走ることが出来ますが、単純に速さだけで比較するとロードバイクの方が速いです。
舗装されていない道(砂利道、未舗装路、悪路など)も走ることが出来るように
・タイヤが太く、マウンテンバイクのように表面にデコボコが付いている
・ギヤ比がロードバイクよりも軽い仕様になっている
・荷物がたくさん積めるようフレームが丈夫でネジ穴も付いている
・乗り心地が良くなるようサスペンション機能が付いているものもある
(高価なものに限定されます)
といった特徴があります。
この特徴を生かして
・未舗装路も含めたライドを楽しむ
・サイクリング+アウトドアでコーヒーを楽しむ(コーヒーライドと言われています)
・荷物を積んでライドとキャンプを楽しむ
など、アウトドア志向の楽しみ方が更に広がります。
③ピストバイク
細く真っすぐなフレームの造形美が美しくて私服で街中を走るとお洒落で格好良いですね。
乗りこなすのは最初ちょっと難しいのでロードバイクに慣れてから購入は考えましょう。
いわゆる競輪選手が乗っているロードバイクのことです。
但し、一般道路を安全に走るためにブレーキは必ず付けましょう。
一番の特徴は
・ペダルが空回りしない
・シングルギヤ仕様(ギヤチェンジ機能がない)
ということです。
この特徴から、
・走っている間はペダルを回し続ける
・シングルギヤのため、坂道では脚力が必要
・速く走るためにはペダルの回転数を上げる脚力とスキルが必要
と、乗りこなすためには慣れが必要となりますので、最初に購入することはおすすめできません。
ただ、ギヤチェンジ機能がない分、作りとデザインがシンプルなため街中で乗っているとお洒落で格好良く根強い人気があります。
フレームの素材
①カーボン
速く走るためにはフレームが軽く、強度が強い(ペダルを踏む力を逃がさない)ことが求められます。
この条件を満たしているのがカーボンです。
金型を使って作るのでフレームの形状も自由度があり、メーカーによってさまざまな特徴があります。
空気抵抗を軽減させる、軽くする、乗り心地を良くする、これらの条件を満たすことができるフレーム設計を各メーカーが力を入れてしのぎを削っています。
カーボンが最も売れていて開発費用もかかるため高価になりますが、入門用からハイエンドまで価格帯はピンキリです。
ざっくり言うと、入門用10万円~ハイエンド200万円くらい。
金属フレームは錆びる心配がありますが、カーボンはその心配がないという利点もあります。
②アルミ
カーボンに比べて価格は安価で購入し易い価格帯になります。(5~20万円くらい)
鉄のフレームよりも軽いですがカーボンより重く硬いため、ロングライドでは疲れやすいといわれています。
但し、メーカーによっては速く走れる良い性能を持ったものをラインナップしており、購入し易い価格から好んでアルミに乗る人も多いです。
鉄(クロモリ)よりも錆びにくく、コスパ、性能面を考えると初心者が最初に乗るには最適と言えるでしょう。
③鉄(クロモリ※) ※クロムモリブデン鋼のこと
ロードバイクの起源はクロモリから始まっています。
カーボン、アルミに比べて重いので速い走りを求めるのは難しいですが、丈夫さ、衝撃を吸収するばね感がありロングライドや旅をする人に向いています。
また、真っすぐなラインのフレームの造形やビンテージ感を好み街中をお洒落に走りたい方にもおすすめです。
但し、鉄なので錆び易くメンテナンスは少し気を遣う必要があります。
価格は5~30万円くらい。
フレームの素材 | メリット | デメリット |
カーボン | ・軽くて速く走れる ・デザインが豊富 | ・価格が高い |
アルミ | ・価格が安くコスパが良い ・鉄(クロモリ)よりも軽く錆びにくい | ・ロングライドでは疲れやすい |
鉄(クロモリ) | ・ロングライドに向いている ・ビンテージ感がありお洒落 | ・重い ・錆びやすい |
目的、用途でタイプ、フレームの素材を絞り込む
タイプ、素材の種類と特徴を知ったところで、どれを購入するか決めるためにロードバイクをどのように楽しみたいか(目的、用途)を考えましょう。
・休日にロードバイクで仲間とサイクリングやグルメを楽しみたい
・ロードバイクでアウトドア、キャンプを楽しみたい
・レースに出てみたい
・グルメライド、グラベルライドなどのイベントに参加してみたい
・通勤、移動手段がメイン
など、いろいろな目的があると思います。
決して安い買い物ではありませんので、後で後悔しないようよく考えて決めましょう。
室内保管が必要
最後に、保管についてです。
保管は室内に・・・・これは重要な項目として考えてください。
ロードバイクを室外保管すると
・盗まれる可能性が高い
・雨風にさらすと金属部分が錆びてしまい、寿命が短くなる
と良いことは何もありません。
ロードバイク購入を検討している方へ、是非参考にしてみてください。
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